子どもの小さなストーリー

よい事ばかりを投稿しがちなブログですが、子ども達が集まれば、社会で起きる問題の縮図なようなことがしょっちゅ起こります。
 
自分が持ってるちっぽけな価値観をそっとしまって子ども達と接するように心がけていますが、どうすればよかったのか悩むこともたくさん起きます。
でもそんな私を勇気づけてくれる子ども達のストーリーが時々起こります。
 
先日1年生の男の子がさくら広場の玄関の前で泣いていました。
 
さくら広場に来てみたものの、「入りたくない」と泣いています。私も色々聞いてみたりお母さんに連絡するのも含めてどうするか相談していたのですが、
「家には帰らない」「でも入りたくもない」のくりかえしです。
 
その間心配そうに様子をみていた3年生の女の子がずっと隣で立っていてくれたんですね。
私はちょっとその子にまかせてみようかなと思いました。
私よりはいいだろと。
 
しばらくすると二人で笑顔で戻ってきました。
「ありがとう」その女の子にお礼をいってその場は終わりました。
 
後日、女の子のお母さんからその時の話を聞きました。
二人で土手に行ったこと、男の子に泣いてる原因は聞かずに、好きなポケモンの話を聞いてあげたこと。そして最後に「私そのことを誇りに思っているんだ。産んでくれてありがとう」と言っていたそうです。
 
きっとその子もさくら広場で嫌な思いもたくさんしたはず。でもそんな中から素敵な出来事も起きた。 子ども達だけで外に出すことも、心配で仕方ない時もあるけれど、二人で土手に行ったから素敵な出来事も起きた。 子ども達同士でないと分かりあえないこと、癒せないこともあるんだなと思いました。 私もあなたをとっても尊敬しています。追いつけるように頑張ろう。